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フィールド調査 SOCIAL SURVEY

デザイン思考においての重要な最初のステップである観察です。社会調査法を用い、3日間かけて女の子たちの現状を把握しました。その中で、ほとんどの女の子が“毎日”シェルターに通っていないということがわかりました。通訳を介してのインタビューでは、細かな表情などから相手の状況を察することがポイントとなります。

女子児童のためのオープンシェルターにて調査

インサイトを導く Defenition

導き出された「インサイト(洞察)」

教育を受けずに育ち、子どもを授かったお母さんは、働くすべを知りません。→そのためできるだけ簡単な方法「物乞い」でお金を稼ごうとします。→物乞いでお金を集めるには、できる限り同情を誘わなければいけません。そこで子どもの存在が重要になります。「子どもは毎日路上でお母さんとお金を集めているので、シェルターにくることができなかったのです。」

アタックすべき問題は、「女の子たちが毎日シェルターに通うためにはどうしたら良いのか?」に決まりました(問題定義)。これまでもこの問題にトライしたチームはありました。しかし、そこから導き出したインサイトは違ってきます。

深層のニーズは何だろうか?

アイデアを生み出す Ideation

導き出したインサイトから、「女の子のお母さんが収入を得られるようにするにはどうしたら良いか?」という問いを設定し、ブレンストーミングを行いました。アイデアの量産です!質より量です。100近いアイデアのなからいくつかを選びます。その結果、「お母さんがヘナ(伝統的タトゥー)トレーニングを受け、ビューティーパラーになる」というアイデアが生まれました!

ブレーンストーミングでアイデアを量産!

試してみる Prototyping + Test

アイデアを小さな規模で実際に試してみるという大事なステップです。本スタディツアーならではの「すぐに現場で試す!」ステップです。お母さんたちを呼び、実際にヘナをやってもらいました。すぐにでも始めたい、と反応は上々で、その後すぐにプロジェクト化が決まりました。

お母さんたちの反応は!?

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​女の子のお母さんたちを
コスメティックのプロに!

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CREATED BY DESIGN THINKING

シェルターに通う女の子たちは、ストリートで生活する子どもです。1日の半分はシェルターで過ごし、半分は近くにある駅に行き物乞いをします。お金を稼がないと生きていけないからです。どうしたら女の子たちが毎日、決まってシェルターに通えるのか??

そんな疑問から、お母さんたちの意識を変える必要があることに気づきました。お母さんたちが少しでもお金を稼げれば、もっとシェルターに関心を持てば...。

​そこで、女性の美意識に着目し、インドの伝統的なオシャレ「マヘンディ(ヘナ)」やネールアートでお母さんたちが稼げないか?そんなアイデアが生まれました。

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